So-net無料ブログ作成
検索選択
ライトノベル ブログトップ

ビブリア古書堂の事件手帖7 三上延 [ライトノベル]

きょうは3.11。東日本大震災から6年を迎えた。この大惨禍のあった2011年3月に出たのが、北鎌倉の古書店を舞台にした小説「ビブリア古書堂の事件手帖」の第1巻である。古書に関して並外れた知識を持つ美貌の古本屋店主・篠川栞子が、客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく日常系ミステリー。実在する古書に関するうんちくっぽい話題と店でアルバイトを始めた五浦大輔とのロマンスが物語を盛り上げてきた。その人気シリーズも震災6年を控えた2017年2月下旬、完結刊となる第7巻がリリースされた。

物語は2010年8月からの1年間を描く。東日本大震災は第4巻のプロローグで登場する。余震がまだ続くある日、ひとりで店番をしていた五浦が1本の電話を取る。篠川家から失踪していた栞子の母親・智恵子からだった。店を見下ろせる北鎌倉駅のホームから掛けてきたのだ。栞子以上に古書に詳しい母親が登場するこのあたりから、篠川家をめぐる秘密もからんで、大河ドラマのごとく物語は太くくねりながら進んでいく。

震災は最終巻でも第1章で語られる。「東日本大震災の後、本を買いに来る客は減った。古書を読む余裕などないのかもしれない」と。震災の影を常に落としながら語られるライトノベルは異色と言えるが、現代の実在する北鎌倉を舞台にした小説だけに、そこは避けられなかったのだろう。

主人公たちの恋愛模様は一応の大団円を見た。番外編などで再登場することもあるというが、後半は二人のイチャイチャぶりが目に余り、もうご馳走様といったところだ。



ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)

ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)

  • 作者: 三上 延
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/02/25
  • メディア: 文庫



ライトノベル ブログトップ
メッセージを送る